本研究領域では、日本において、特に人骨・動植物遺存体などの出土資料を主たる対象として、現在の考古学的方法に、年代測定、同位体分析、ゲノム分析などの自然科学的な手法を織り交ぜた総合的学問領域である 統合生物考古学(integrative bioarchaeology )の構築を提唱してまいりました。
本学術変革A「統合生物考古学」が始まって、今年度で3年目にあたります。この間「統合生物考古学」では、考古学と自然科学を融合させた新たな研究成果が蓄積されてきました。研究成果はその都度、論文や学会発表などによって公表してきましたが、広く一般の方々には届いていなかったと思われます。そこで今回、その研究成果を広く社会に還元すべく、『考古学とDNA研究』と題する公開シンポジウムを2025年11月15日(土)に開催することにいたしました。現状における本学変Aの到達点を広く紹介したいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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